10tn anniversary

「せいしゃけい(精神障害と社会を考える啓発の会)」に参加して。

2010/3/9

山崎 大介

僕が、「せいしゃけい(精神障害と社会を考える啓発の会)」に参加して。2年になり、その間に大きなイベントが5つありましたので、それを中心にご報告いたします。

1. 精神障害の正しい理解を深める啓発イベント 心がシンドイときシリーズ17 「43分の1って何でしょう?in万博記念公園」

2008/11/1開催

当日は、秋晴れの爽快な天気で、芝生の香りを今でもおぼえています。 そして、休日を楽しむ家族達の声も心地よく感じました。(さぁ〜、こっちはジャンジャンTシャツ売るぞ!買えっ、皆の衆!!)

当日の催事としては、劇団、クラブミュージック、ダンスパフォーマンス、ストレッチ、等多数のイベント、カフェ、焼きそば、フランクフルト、炊き込みご飯、カレー、等食品屋台も出ていました。

僕も、アンケート配布と回収を手伝わせていただきました。

アンケートの内容は「43人分の1人は精神科、心療内科にかかっている」というようなシビアな内容にもかかわらず、皆さん真剣に回答して下さいました。後日、アンケート回収結果によると、市民の方たちがこのイベントは偶然通りかかって知ったと言うのが23%でした。

なかでも、日頃仕事疲れにもかかわらず、家族サービスでお越し下さり、真剣に回答して下さったお父さんたちには、感謝の念と脱帽を禁じ得ないと思いました。

2. 「心に平和を2010」カレンダー原画展in万福寺

2009/10/1(Thu.)~4(Sun.)開催

このイベントは、精神に障害を持つ方が絵筆を握って描いて下さった作品を、カレンダーにしたものの原画を展示し、カレンダーを販売した企画です。
 会場は、ミナミのアメリカ村の近くのお寺で行われました。
若者の町の一角の、静洒なお寺で行われただけあって、こういう事もしているんだぁ〜感心してしまいました。

当日(10/3(Sat.)~、4(Sun.))は、たこやきを焼いて賑やかに行われました。

さて、肝心の原画展のお客さんの入りですが、やはり、不況のせいでしょう。通行人がお買い物の目的が完全に定まっていたらしく、「ちょっとのぞいてみようかな?」人が少なく、こういう点では、市民にこの活動を知ってもらうきっかけが無かったなと思いました。好奇心をかき立てる演出が多少必要かな?

ただ、自らも精神の障害をお持ちで、絵を描いておられる方が自分の作品をお持ち頂いて、「来年のカレンダーに是非載せて下さい」という方もおられました。やはり、分かる人には分かるんですねぇ〜。

このイベントも、週末は好天に恵まれ、澄んだ秋晴れの下、可憐な萩の花、耳にこそばゆい薮っ蚊に悩まされた日々でした。

1. 「なっちゃんの闘うつ記」in大阪府立健康科学センター1Fラウンジ

2010/10/31(Sat.)(朝日新聞厚生文化事業団との共催)開催

これは、話せば長くなるので、別紙を用意いたしました。

1. 「総合ラボフェスタ」in大阪市生涯学習センター(大阪駅前第2ビル5F)

2010/11/23(Mon.)開催

このイベントは、大阪市生涯学習センター(大阪駅前第2ビル5F)を利用している各種団体の交流と、活動内容の報告、展示、発表が行なわれました。

せいしゃけいは、せいしゃけいの歩み等を紹介したパネルを展示、ヴァーチャルハルシネーション(擬似的に統合失調症の症状を再現したソフト)、横島さんのピアノの演奏会を行ないました。

せいしゃけいのブースでも、当事者の家族等の相談も受け付けていました。まぁ、全部は引き受けず、関係機関に振り分ける必要もあるでしょうね。

他の団体の催事としては、手作りの小物、手品、マナー講座、大阪の歴史講座、中国上海の舞踊団、紀州和歌山の産地直売等いろいろありました。富有柿ウマウマ♡

1. 平成21年度大阪市生涯学習ネットワーク事業 こころがシンドイときシリーズ19 「うつを語る」in大阪府立健康科学センター1Fラウンジ

第1回2009/12/12(Sat.)第2回2010/1/15(Fri.)開催

この企画は、年をまたいで、2回に分けて行なわれました。

第1回目は、佛教大学教授 漆葉成彦氏の講演(「なっちゃんの闘うつ記」にもご出演されました。)でした。

第2回目は、寸劇(協力/劇団 P.T企画)を交えたトークセッションと、社会保険労務士 森岡利行氏の講演でした。

ただしかし、この企画は、年をまたいだ事で忘れてしまい、厳冬の中、行なわれただけあって、このような情報が必要な人たちが出て来られないのか、折角スタッフの皆が時間を裂いてPRしたにもかかわらず、来場者が少なくて残念でした。

次回は、暖かい時期を見計らって、テーマも絞ってみて、もう一度うって出てみても良いかな?っと思いました。

さて、ここまで僕が2年間で5つのイベントを中心に、まとめてみました。 これからも、せいしゃけいで、イベント、勉強会等、当事者、当事者の家族、会社員、公務員、学生と一緒に、企画を考えて行きたいと思います。

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「なっちゃんの闘うつ記」を終えて。

2009/10/31

山崎 大介

この度は、朝日新聞厚生文化事業団/NPO法人精神障害と社会を考える啓発の会(せいしゃけい)主催の「なっちゃんの闘うつ記」に参加させていただき誠に有り難うございました。

さて、今回の私の感想と致しましては、当事者(患者)・家族・精神科医・産業保健師(企業)の4者の対談とても新鮮でありました。今までのシンポジウム等でしたら、当事者が自分の辛さを訴えるだけであったり、精神科医若しくは専門科が統計を述べるだけであったりで、終わる事が多いように見受けられました。

当事者の家族が、発症から現在に至るまで、どのような事を考えていたのか、心の葛藤なども含めはじめて聞かされた事もあり、正直驚きもありました。

一方、産業保健師さんのお話では、会社と当事者どう繋いで行くかを話して下さいました。また、本社とその他グループ会社との制度の差に御苦労があるともお話下さいました。子会社といえども合弁企業のケースもあるでしょうから。

さて、当事者は、うつに気が付かない或いは、なかなか認めようとしない事が多々見受けられます。その間に家族や周りの者を傷つけたり、悲しい言動を発したりしています。若年層にこの傾向が多いように感じます。僕もその1人であったからです。  今回の講演者「なっちゃん」は、大学生になってから自分ですすんで精神科を受診したそうです。なかなか普通の人では出来ない事です。

精神科医の漆葉先生のお話では、やはり、うつ病は治るものとして考えていただく事、それが大切な事ではないでしょうか?

漆葉医師曰く、精神科診療所の開設も周囲の理解が得られず苦労なさった事、企業関係者から、「うつ病にかかりやすい人間の見分け方を教えてくれ」といわれた事などが驚かされました。

未だに企業(組織)にある一部の人に高い負担をかけている事がよく解りました。こういう事がうつ患者を増やす原因になっているのに気が付かれていないのでしょう。

やはり、自分、家族、周囲が大きく構えて気長に見守って行く必要があると思います。

ただ、私として残念なのは、当事者(患者)が「私がこうなったのは社会のせいだ!」と社会に対しての恨み節をおこす場面を多々見受けられることです。

精神病も人生の一部として、軽く受け流すのも一つの手だと思います。

今回、実は、当事者の家族で発言した僕のカミさんの『なんとかなる!!』、漆葉医師『自殺しない限りうつ病は治る』、という事を、当日会場にお越し頂いた方たちに伝わればよいと思います。

そして、私達当事者(患者)も、病気の体験を活用出来るようになれば良いと思います。

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